日本政策金融公庫の融資金利は?創業融資希望の方は必見!
「公庫の融資金利は具体的に何パーセントくらい?」
「公庫の融資金利はそのほかの金融機関と比較してどうなの?」
公庫の融資を検討されている方から上記のような質問を多く受けており、具体的な目安を知りたい方もたくさんいらっしゃると思います。
当記事では公庫の融資金利の目安やその他金融機関と比較情報について解説していきます。
目次
日本政策金融公庫の融資金利は概ね1~3%と覚えておきましょう!
個人事業主や小規模企業向けの融資は主に国民生活事業に分類される融資が一般的であり、日本政策金融公庫HPの主要利率一覧表によれば、金利は1~3%程度になっております。
融資種類(一部) | 基準金利(2023年3月1日現在、年利) |
担保を不要とする融資 | 2.15~3.15% |
新創業融資(無担保・無保証人) | 2.45~3.45% |
担保を提供する融資 | 1.20~2.80% |
なお、実際に適用される金利は、融資種類、担保・保証人の有無、返済期間、事業の信用力等によって変動します。
詳細については、日本政策金融公庫の支店窓口に問い合わせてみることも出来ます。
融資金利が優遇されるケースは?
日本政策金融公庫の融資金利が優遇されるケースは以下のようなものがあります(例示)。
- 女性の方、35未満または55歳以上の方(新たに事業を始める又は事業開始後概ね7年以内)
- 創業塾や創業セミナーなどを受けた方(新たに事業を始める方)
- 担保を提供できる方
- 商工会、商工会議所等の実施する経営指導を受けている小規模事業者
日本政策金融公庫では、国の政策の下、日本経済成長・発展や地域活性化への貢献等を経営方針にしており、融資金利の優遇も積極的に行っております。
日本政策金融公庫と民間金融機関の金利比較
一般的に、民間金融機関の融資金利より日本政策金融公庫の融資金利は低めの水準となっています。
借入先 | 金利相場(目安) |
日本政策金融公庫(国民生活事業) | 1~3% |
銀行系(都市銀行、地方銀行、信用金庫等) | 2~5% |
ノンバンク系(信販会社、消費者金融) | 3~18% |
特に、これから起業予定の方で資金が必要な方は、上記の金利や借りやすさも考慮したうえで、借入先の選定を行うと良いでしょう。
まとめ
日本政策金融公庫の融資金利は1~3%程度と低く設定されているため、事業者にとっては嬉しい制度と考えられます。
例えば、借入元金500万円、返済期間7年、元利均等返済の場合、金利が1%低下するだけで利息返済額が19万円弱安くなります。
事業経営していくうえで資金管理は重要な要素となるため、日頃から意識を向ける必要があるでしょう。
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