日本政策金融公庫の審査期間は?長くなってしまうケースも解説

「日本政策金融公庫の融資の申し込みをしたけど、審査の結果はいつ頃わかるのだろう?」

「審査期間が長くなってしまうケースは?早く結果が知りたい!」

日本政策金融公庫の融資申請中の方は、審査の結果が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。

当記事では日本政策金融公庫の一般的な審査期間や審査が長期化してしまうケースについて解説していきます。

目次

日本政策金融公庫の審査期間は2~3週間程度

日本政策金融公庫の融資審査期間は初回融資の場合と過去に返済実績のある場合で違いがあります。

一般的に、初回融資の場合と比べて過去に返済実績のある場合の方が審査期間が短くなる傾向があります。

初回融資の場合

初回融資の方の審査期間は2~3週間程度の傾向があるでしょう。

初回融資の場合は、申込者の情報が完全にゼロからの審査となるため、日本政策金融公庫側も慎重に審査すると考えられます。

日本政策金融公庫HP「よくある質問コーナー(国民生活事業)のQ&A」によれば、申し込み後は融資が確定するまで2週間程度(土日、祝日含む)という回答があります。

日本政策金融公庫の担当者との面談後、3週間以上経っても審査の結果連絡がない場合は、直接担当者に問い合わせてみるのも一つの方法でしょう。

過去に返済実績のある場合

過去に返済実績のある場合の審査期間は1~2週間程度の傾向があるでしょう。

過去に日本政策金融公庫の融資審査を通っており、返済実績がある場合は信用力が増すため、審査期間が初回の場合より短くなる傾向があります。

なお、過去に返済実績があったとしても一定期間で融資実績のデータがリセットされる可能性があります。

直近3年以内に返済実績がない場合は、初回融資と同様の審査期間となる可能性もあります。

審査期間が長くなってしまうケース

日本政策金融公庫の審査期間は以下のようなケースの場合に長くなってしまう傾向があります。

審査期間が長くなってしまうケース

  • 日本政策金融公庫の繁忙期で担当者が忙しい場合
  • ビジネスモデルが特殊・複雑な場合
  • 提出書類に不備がある場合
  • 現地調査が必要な場合
  • 融資条件に保証人・担保が含まれる場合

日本政策金融公庫の繁忙期で担当者が忙しい場合

支店や担当者の個別的な休暇事情等にもよるため、一概には言えませんが、以下の時期は審査期間が長引く可能性があります。

日本政策金融公庫の繁忙期で担当者が忙しい可能性がある時期

  • 12月、4月(新年や新年度に向けて資金調達需要が高まる)
  • お盆休み前後*
  • ゴールデンウイーク前後*
  • シルバーウィーク前後*

*土日・祝日は営業しないため、融資申請が連休をまたぐ場合は審査が長引く

ビジネスモデルが特殊・複雑な場合

融資を受けようとする事業が新規性があって特殊な場合やビジネスモデルが難しい場合は、審査が長引く可能性があります。

これは、日本政策金融公庫の担当者が事業やビジネスモデルを理解するのに時間がかかってしまうのが要因となります。

ビジネスモデルが特殊・複雑な場合は、事前に補足資料などを作成し、担当者が理解しやすい状態で面談に臨むと、審査がスムーズに行われる可能性がありますので、検討してみましょう。

提出書類に不備がある場合

提出書類に不備があった場合、再度書類を提出したり、確認のやり取りが発生してしまうため、その分だけ審査が長引いてしまいます。

また、提出書類に不備が多い場合、それだけで申請者の心証が悪くなってしまうケースもあります。

提出書類は丁寧かつ正確に用意するように心がけましょう。

現地調査が必要な場合

融資申請者の事業内容によっては、日本政策金融公庫の担当者による事業施設・工場などの現地調査(視察)が行われるケースがあります。

現地調査がある場合は、スケジュールの調整、当日の対応、調査の取りまとめ等の作業が必要となるため、審査が長引く可能性があります。

融資条件に保証人・担保が含まれる場合

日本政策金融公庫の融資制度の種類によっては、無担保・無保証で借り入れをできる場合もありますが、保証人や担保付きで無ければ融資できないものもあります。

保証人・担保付きの融資の場合、審査の範囲が増えるため、審査が長引く可能性があります。

審査通知後の流れ

審査通知は合否に関わらず、日本政策金融公庫の担当者からの電話または郵送(書面)で通知されます。

審査通知後は、郵送で送られてきた契約書類などに署名・押印等の対応をして提出します。

契約書類等に不備が無ければ、日本政策金融公庫に書類が到着して2~3営業日で指定した口座に入金されます。

審査通知後の詳しい流れや契約書類の準備について以下の記事で解説しておりますのでご参照ください。

融資の申し込みから借入金の着金までの期間は4~6週間程度(まとめ)

日本政策金融公庫から融資を受けたい方は、申し込み手続きが完了してから借入金が入金されるまで4~6週間程度の期間を想定しておくと良いでしょう。

日本政策金融公庫からの融資は準備をしっかりしておくことで融資までの期間を短縮できることもあります。

幣事務所では、融資までの期間を短縮できるように迅速な融資申請サポートを提供しておりますので、もしお困りごとがあればお問い合わせフォームよりお気軽にお問合せください。

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